あぶらっこいブログ

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【読んだ】Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール

Yコンビネーターという名前はよく聞くものの、実際にどんなところなのか、どんな点がすごいのかあまり知らなかったので読んでみた。

Yコンビネーターについて

アメリカのシリコンバレーに拠点を置くシードアクセラレーターで、その特徴は3ヶ月というスクール期間を設け、その間にメンタリングを行いスタートアップを成長させていくというところ。
参加チームの倍率は70倍程度にもなり、10代〜30代程度の学生が多い印象。
Yコンの最も優秀なチームはDropbox。40億ドル以上の投資を得た。


ハッカーに投資をする

Yコンの創業者、ポール・グレアムがプログラムに採用する条件として、「ハッカーである」ことにこだわっていた。
ここで言うハッカーとは、システムに不正に侵入するクラッカーとは違い、「大きな問題解決に情熱を傾ける」ような人のことを刺していた。これはプログラマに限ったことではなく、何かシステムや問題を巧に出し抜くようなものであれば良い。
ハッカーになる為には13歳までの経験が必要で、とにかくチームにハッカーがいるか、ハッカー中心に回っているかを見ているようだった。


その他気になったフレーズ

ゴールドラッシュでツルハシを売れ

直接金脈をあてるのではなく、そのサポートツールを売るほうが賢い場合があるということ。
儲かる事業に取り組むのではなく、その取り組んでいる人たちに例えばPaasのようなサポートツールを販売していくほうが賢い。

ABC(Always be closing)

営業をしたら常にクロージングしろ!というポールの無茶な発現。
こんなのもちろん無理ではあるのだけど、この心構えは持っておくと営業に取り組む姿勢が変わるのだろうなと思った。

Dropbox創業者ドルー・ハウストンの言葉

・ブラブラしない。成功するスタートアップはミートアッップやアドバイザーの為に走り舞わない。ひたすらコードを書き顧客と話す。
・広大な市場を探すこと。そのときに取り得る選択肢は3つ
 ①コストを下げる
 ②ニッチを探す
 ③既存のライバルより10倍優れたプロダクトをつくる
だいたいは①か②を選択するが、最終的に勝つのは③だ。



自分自身が起業しているわけではないが、投資環境がアメリカとは違いすぎる、スタートアップに参加するハッカーの数が違いすぎるという点で、なかなかYコンビネーターに近づくアクセラレーターが日本では出てきにくいんだろうなと感じた。

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How To Become A Hacker: Japanese